日本なら天神が好き

今週のお題「好きな街」

日本なら天神が好き。

 

天神って全国区の街なのでしょうか?福岡県福岡市の繁華街です。

最近は博多駅が開発されて、博多のほうに買い物客など、流れていると聞いたけれど、、私は大学まで福岡にいたので、天神はある意味「青春」の街です。たいした青春ではないけれど…それでも、いろんな「はじめて」があったのが天神だったな。警固神社、KBCシネマ、丸善、ソラリア、イムズ、岩田屋VIORO、親不孝通りに忘れちゃいけない福岡県立美術館

 

楽しくって甘酸っぱくって、何かに憤って、走って立ち止まって、素敵な思い出がたくさんある街。久しぶりに帰福して天神の街を歩いていると、いろんなことを思い出します。懐かしいような、さみしいような、背筋が伸びる気持ちになる、私の大事な場所。

 

ごみごみした東京から福岡にいる友人たちを思うとき、頭に浮かぶのは王昌齡の歌です。

 

「芙蓉楼にて辛斬を送る」

 

芙蓉楼にて辛斬を送る

寒雨 江に連なって 夜 呉に入る
平明 客を送れば 楚山孤なり
洛陽の親友 如し相問はば
一片の氷心 玉壷に在りと

 

洛陽へ戻る友人辛斬を王昌齡が見送っています。

 

もし洛陽の友人たちが、私のことを尋ねたなら、

「一片の氷心が玉壷の中に浮いているような 清らかな心のままだよ」と伝えておくれ。

 

 

一片の氷心 玉壷に在り

 

ほんと、かっこいい。

私も福岡にいるみんなに、天神の街に、胸をはって言いたい。

一片の氷心 玉壷に在り、と。

 

かっこつけすぎでしょうか?

でも、かっこつけって踏ん張って、そして言いたい。

一片の氷心玉壷に在り!

 

やっぱり、さみしいけれど

「ふるさとは遠きにありて思ふもの by 室生犀星

ですね。